合宿費見積りの謎「入湯税」「持ち込み料」って何？

入湯税は温泉がある宿泊施設とか、日帰り温泉施設施設なんかを利用する場合にかかる税金なの。ざっくり言えば温泉浴場に入るときにかかる税金よ。
（詳しく言えば鉱泉浴場に入る時だけどそのあたりは割愛します）

入湯税は地方税で、お宿の手元に入るお金じゃないの。だから宿泊費とは別になっているのよ。
環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、消防施設とかの整備をするのに使ったり、観光振興の費用などに使われるお金なの。
快適に温泉に入るためには、温泉が湧くところとか、温泉周りの設備の管理やメンテナンスはちゃんとしないといけないでしょ？

入湯税は市区町村によって金額が違うから確認してみてね。
例えば神奈川県箱根町だと、宿泊を伴う場合は一人1泊150円、宿泊を伴わない場合（日帰り）は一人50円となっていて、小学生以下や教職員が引率する高等学校以下の生徒・児童などは免除されるみたいね。（2020年5月現在）

「持ち込み料」は、お酒やお菓子を持ち込んで飲み会（コンパ）をする場合にお宿さんに払う追加料金よ。コンパ1回につき一人あたり500〜600円程度が相場ね。

も〜、何も注文していないからお金がかかるのよ？
持ち込みコンパをする場合でも、お宿さん側は飲み会の会場の準備とか掃除とかしなきゃいけないの。
持ち込み料を払うことは会場の利用料とか、清掃費用とか、ゴミの処理費用とか、その分の費用を支払うというイメージね。
持ち込み料じゃなくて「ゴミ処理代」とか「会場利用料」という名目で請求される事もあるわ。

合宿を受け入れているお宿だと持ち込みコンパOKのところは多いし、宿によっては持ち込み料も無料サービスしてくれるところもあるけど、これはあくまでお宿からの「特別サービス」ね。
普通の旅行で行くような旅館やホテルだと、持ち込みコンパはダメって言われるほうが多いわ。

見積りのお金の裏側には必ず、自分たちのために働いてくれる人がいるのよね。